LINE予約 / 悩み解決

LINEで予約を受ける3つの方式と、予約画面を作るときに決めておくこと

LINEのトークで日程を相談する方法、外部の予約ページを案内する方法、LINEの中で開く予約画面を作る方法。3つの違いと、実際に予約画面を作るときに決めたことをまとめました。

2026-10-16

お客様とのやり取りがLINEに集まっているので、予約もLINEで受けたい。そう考えたとき、やり方は大きく3つに分かれます。この記事では、3つの違いと、実際にLINEの中で開く予約画面を作ったときに決めたことを紹介します。

方式1: LINEのトークで日程を相談する

お客様が希望の日時をメッセージで送り、お店が空き状況を確認して返信する、いちばんシンプルな方法です。特別な準備は要りません。

向いているのは、予約が少なく、1件ずつ丁寧にやり取りしたいお店です。一方で、予約が増えると、空き確認と返信のやり取りが手作業のまま増えていきます。

方式2: 外部の予約サービスのリンクを案内する

LINEの返信やリッチメニューに、予約サービスのURLを載せる方法です。お客様は、予約画面でご自身で日時を選べるので、日程調整のやり取りがなくなります。

注意したいのは、予約画面がLINEの外のサービスになる点です。お客様に、そのサービス側での入力や登録を求める場合があります。使いたいサービスの仕様と費用は、事前に確認しておくと安心です。

方式3: LINEの中で開く予約画面を作る

LINEの中でWebページを開く仕組みとして、LINEが提供する「LIFF(LINE Front-end Framework)」があります。LINE公式の説明では、LIFFアプリのURLをLINEで開くと、LINE内の専用ブラウザで開き、ログインを求めずにLINEのユーザーIDなどを取得できる、とされています。

予約画面を自分たちで作れるので、お店のやり方に合わせた予約の流れにできます。そのぶん、設計と作り込みの手間はかかります。

予約画面を作るときに決めたこと

私たちも、ある店舗向けに、LINEの中で開く予約画面を作りました。そのときに決めたことのうち、方式3を検討する方に参考になりそうなものを挙げます。

空き状況は、既存のカレンダーから読む 予約専用の台帳を新しく作らず、すでに使っているGoogleカレンダーの予定を、そのまま空き判定に使いました。お店の人は、いつものカレンダーを見るだけで済みます。

画面で選べる日と、送信で受け付ける日を、そろえる 当日の予約は受け付けず、翌日以降だけ選べるようにしました。ここで大事なのは、画面の選択肢と、送信を受ける側の判定の基準を、完全に同じにすることです。そろっていないと、画面では選べるのに、送信すると断られる、という困った状態になります。

確定ではなく、まず「希望を伝える」にする お客様に第1〜第3希望の日時を選んでもらい、お店側が、その中から1つを確認してから確定します。希望は仮の予定としてカレンダーに入れ、確定前に送り直されたときは、前の仮の予定を残さず消すようにしました。

本人確認は、画面から送られた情報を信用しない 画面(ブラウザ)から送られてくるユーザーIDは、書き換えられる可能性があります。そのため、LINEの検証の仕組みで確かめた値だけを使うようにしました。

公開の窓口には、回数制限を付ける 空き状況を返すところは、LINEの友だちでなくても、URLが分かれば呼び出せてしまいます。連打を防ぐために、短い時間あたりの回数に上限を付けました。

実際に試して分かった落とし穴もありました 最初は「確定済みの依頼がある人からの再送信は、すべて断る」という作りにしていました。ところが、実機で試すと、新しい依頼をしたいお客様まで止めてしまうことが分かりました。確定済みの予定と、仮の予定を、カレンダー上で区別できるようにして、仮の予定だけを入れ替える形に直しました。

どの方式を選ぶか

目安は、1日の予約件数と、日程調整にかけている時間です。

状況 向いている方式
予約が少なく、やり取りを大事にしたい 方式1
件数が増えてきた。まず手軽に自動化したい 方式2
お店のやり方に合わせた流れにしたい。LINEの中で完結させたい 方式3

方式3は、作る手間も、作ったあとに直し続ける手間もかかります。まず方式2で始めて、足りない部分が見えてから方式3を考える、という順番も十分にあり得ます。

ご相談について

SNAPE&Co.では、LINEの予約画面の設計から実装、運用の見直しまでを承っています。方式で迷う段階からのご相談も歓迎です。詳しくは予約・日程調整の自動化のページをご覧ください。

この困りごとを、仕組みの例で見る

「予約の電話が多い」のような困りごとに、どんな仕組みが考えられるかを、トップページで見られます。選ぶだけで、使う技術と、つくれるものの例が表示され、動く見本も触れます(見本です。実際の内容は、お仕事の流れを伺ってから決めます)。

出典: LINE Developers「LIFFの概要」。内容は2026年10月12日時点の記載にもとづきます。仕様は変わることがありますので、導入前に最新の公式ページでご確認ください。

自分の業務でも同じような自動化ができるか、
相談してみませんか。

お問い合わせ